全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)女性経営者の会(JKK、田中美岐会長)はこのほど、神戸市の神戸ベイシェラトンホテル&タワーズで定例会議を開き、作家で大阪芸術大学教授の玉岡かおる氏ら3氏の講演を聞いた。
玉岡氏は「国際社会の中の女性経営者」の演題で、「全旅連女性経営者の皆さんは、異文化圏から来る外国の人たちにとって“一番目の扉”として、重要な任務に携わっている」と指摘。
Kplus代表、明海大学ホスピタリティ・ツーリズム総合研究所所長などを務める阿部佳氏は「宿泊業の未来について」と題し、「観光立国実現への役割と責任を自覚することで宿泊業の未来はある」と提言した。
会場となった神戸ベイシェラトンを運営するホテルニューアワジの木下学社長は「ホテル・旅館の再生で学んだこと」と題し、ホテル・旅館の多くの再生案件に関わった自身の経験を述べた。再生に当たり大事なこととして「地域の中で自社が果たすべき役割は何かを考える」「玄関や部屋に入ったときの第一印象にこだわる」「人(お客さま、社員)に寄り添う、部署の垣根をなくすことも大切だ」と説いた。
会場の様子